太王四神記第22話「最後の守り主(後半)」は、漢(おとこ)達のもつれあう愛と哀しみ

ここでは、「太王四神記第22話「最後の守り主(後半)」は、漢(おとこ)達のもつれあう愛と哀しみ」 に関する記事を紹介しています。
私にとっての太王四神記の位置づけは関係について自問自答させられた作品であり、登場人物への感情移入が耳から入って来る情報に引っ張られて見続けていたことから、なかにし礼さんの愛人学に書かれていた「女性は耳で男性は目で」の説の通りに考えれば“女性としての私”をかなり生々しい形で覚醒させられたドラマでした
ストーリーの構成自体は「本当は残酷なおとぎ話」と同じダークファンタジーなのではと思います
大勢の人が死ぬ場面には映画で慣れていたはずですが、本来仲睦まじく共に在るべき親子や姉妹の絆が引き裂かれた前回のレビュー分に続いて、今回分は同世代親族も兄弟と考える社会で同じ日に生を授かった同性の一人っ子同士・双子も同然なはずの関係…しかもお互いの親が王位継承を巡っての思惑で自ら命を絶っている
そんな2人が、何故悲しみを共有できないどころか全く違う人生に分岐して愛する女性を挟んで更に増幅した怒りと憎しみ・絶望をぶつけ合い刀を交える関係に合う関係になってしまったのかと思うと、私はより一層心が切り裂かれるように痛かったです
動画配信メニューの中で、太王四神記が丸に15(15歳以下視聴指定)作品だったことにも、心底納得でした


Tv Soundtrack/太王四神記: Vol.1

太王四神記 オリジナル・サウンドトラック Vol.2(DVD付)

最近の人気ドラマ24 -TWENTY FOUR- シーズンVII DVDコレクターズ・ボックス〔初回生産限定版〕に廃人モードまっしぐらなご様子のリンク先さんの記事に「24シリーズの制作スタッフ陣は“えす”な集団らしいと聞いて納得これでもか×2とばかりに主人公をいたぶり、何もかも根こそぎ奪わないと気が済まないらしいというより、最早そこまでやらないと視聴者が満足しないのでは」という分析がありましたがドラマ・特に太王四神記の監督さんや脚本家さん達も「24」の制作スタッフといい勝負…というより俳優さんや現場のスタッフ達を人間扱いしていなかったのではと私は思ってしまいます
しかし実はこの回は、私がペ・ヨンジュンさんを初めて俳優として認識した回でもありました


TWSSG Episode 22 Preview

の方から「今まではどう思っていたのか」と詰問されてしまいそうですが、身もふたもなく本音を告白すればアジアンスターという先入観がずっと強かったです
この場で“ごめんね×2(@U字工事さん)”と言わせていただきます

陣痛に苦しむキハとのシンクロニティとホゲ軍の内部崩壊を願う自分に苦悩しながらもコムル村の修行者にホゲ軍の様子を探らせに行かせようとするタムドクでしたが、修行者が偵察に赴く以前に配下の兵士達を引き連れた将軍達がホゲ軍から続々投降して来ます
内乱が起こっていたホゲ軍野営地のシーンですが、夜間それも想定外のアクシデントが起こりやすいを使っている場所での斬り合い
ヨン夫人役の女優さんが着ていたに引火事故があったことを考えると、セットや赤マント軍団の衣装に引火とか大きな事故が発生しなかった様子だったのは不幸中の幸いでした
戻って来たチョロの報告に「スジニはもう同じ場所にはいないはず」と諦め顔でしたが、戻る途中「ホゲが僅かな部下達と逃げている様子を見た」と聞くと「契丹部族を刺激したくない」からとチュムチやチョロ・コ将軍といった少数編制で、落ち延びているホゲ達一行を追いかけるタムドク
廃墟に辿り着いたホゲが「嫌な予感がする…」と呟いた直後、予感的中建物の屋根の上からショッカー工作員契丹部族の兵士達が、一斉襲撃
タムドク一行もようやく追いついたものの、やはり追撃していたキドゥハリ部族長のトゥタイだけは何をどうしても血の代償を払わせないと引き下がらないご様子「目には目を」の方が常識だった時代ですからね
話し合おうとか事情を説明しようとかいう姿勢を一切見せずに、ホゲと一緒にトゥタイと配下の兵士達を1人残らず切り捨ててしまうタムドク
しかもけりが着くと、覚悟を決めているホゲには「お前を殺したくない」と言い出します
「なぜにわざわざ多くの血を流してまで、後々までのトラブルの火種になるようなことを」とも思いますが、追撃してきた理由は勝敗が明らかになったライバルにとどめを刺すよりも従属関係になった契丹部族内の不穏分子を掃討する目的の方が大きかったと私は勘ぐってしまいました
その上…この時のタムドクのホゲに対する言動って、面子面目を特に重視するという社会の中で言われる側のプライドを完全に無視しているというかに油を注ぐ行為なのではとも感じてしまいます
案の定静寂の様式美の中で展開された月下の決闘とは好対照にLOVERS [DVD]のような、つむじ風に枯葉渦巻く廃墟の中火花バチバチの斬り合いを繰り広げるおとこ2人のガチンコ対決開始


Damdeok confronted Hogae

ワイヤーアクション効果を使った迫力満点のシーンですが、万が一メインキャスト2人が怪我したら大変と撮影スタッフは内心ヒヤヒヤだったのではとか、いくらチュシンの王でも剣を振り回しただけでは木は倒れませんアリエナイザーもいい場面です…なんていうツッコミは一切なし私が如何にハマっているかがわかってしまいますね
ジョン・ウー作品に登場する男達のように「自分の往生際の悪さが原因でこれだけ多くの人間が死んでるっていうのに、まだわからないのかっ」「そういう何もかも悟り切ったような、上から目線が頭に来るんだ」と無言のうちに感じる(あくまで管理人の主観です)満ち溢れた激情が触れただけで噴出しそうな対決シーンには、私の血が久々に沸々と燃えたぎりました
ペ・ヨンジュンさんが最終回の撮影時に満身創痍・特に足は松葉杖のお世話になるほどの大怪我をしていたのは、この場面で「主演俳優トップタイトル面子面目にかけても、先にプライベートの幸せを掴んだ後輩にだけは取って代わられてたまるか」とでも思っての熱演のあまり、本気の蹴りを入れたことが原因だったのでしょうかなんちって
勿論120㌫冗談デスtoの皆様、絶対に炎上なんてさせないで下さいね
東映の大部屋から唯一スター俳優になったという故・川谷拓三さんとは同期採用の親友で、ハリウッド製時代劇ラスト サムライ [DVD]にも出演しているベテラン俳優福本清三さんが、古きよき昭和の邦画黄金期から現在に至るまでを自分の人生に重ねて“斬られ役や脇役一本槍とはいえ、定年退職まで正社員で勤め上げられたおかげでを養うことができた”という語りを記録した聞き書き本どこかで誰かが見ていてくれる―日本一の斬られ役・福本清三にも書かれていましたが、撮影用の刀でも本当に当たれば痛いし目の周りのような皮膚が薄い場所は大けがしてしまうことも多々あるそうです
基本的に3K時代劇の撮影現場、特に終盤戦は歩くのもやっとだったほど満身創痍だったペ・ヨンジュンさんと、扱っているテーマの関係からでは太王四神記は放送番組なので、戦闘シーン撮影のために新婚の身の上で遥か遠くキルギスタンまで行った時には「宿泊施設の部屋にネズミが出てせっかく持って行ったソーセージを食べられたし、一生分のホコリをかぶったと思ったけれどシャワーや洗濯機が足りないので俳優も大勢のスタッフも関係なしに交替で使った」と、動画サイトのインタビューや太王四神記 公式メイキングBOOK Vol.2の中で冗談交じりな口調ではあったものの、黒四ダムや青函トンネルの建設じゃあるまいしと思ってしまいそうな様子を語っているユン・テヨンさん
多分先輩・後輩とかライバルというよりは、同志というか戦友や相棒チャクに近い関係性だったのではと考えるようになりました


太王四神記〜OST〜Bae Yong Joon 22話 MV

子供時代からアニメ・特撮大好きの私が“クロス・ファイト”と呼んでいる、ペ・ヨンジュンさんを「嵐が丘」の申し子ヒース・レジャーの衣鉢えはつを踏襲するに値する実力を持った俳優として認識した第22話のおとこ達の火花がバチバチだったシーン
以前つかこうへいさんが女性週刊誌の連載「ペ・ヨンジュンと世界のスター(単行本名はつか版 誰がために鐘は鳴るです)」の中に「嵐が丘のヒースクリフのように激しい役を演じて一気にイメージチェンジして欲しい」と書いていたような、貴公子キャラをかなぐり捨てた男臭い雰囲気全開のペ・ヨンジュンさんが見られたので大満足
同時に、ユン・テヨンさんの狂気と荒んだ感情に支配され切った表情の演技に改めてされてしまった女子ヨジャは、私だけではないハズ断言!
背を向けて去って行こうとするタムドクにホゲが投げつけた剣は、咄嗟に立ちはだかったチュムチの心臓を直撃ホゲに飛びかかったチョロを弾き返した白虎の神器は、チュムチの胸に自動インストールチュムチは蘇生
イルスと2人、去って行くホゲ致命傷を負って、その場に残留を決めた騎馬隊の赤マント隊長・チョクファンは「自分はもう助からないから、契丹部族を納得させるために私の首を(ホゲの首だと偽装して)差し出して下さい」とタムドクに懇願します
方向性こそ間違ってしまったけど、悪い奴じゃなかったんですよね

チュムチの蘇生自体はいいことなんですけど、ホゲの人生はまだ当分ヘビの生殺し状態が続くのとか、長い逃亡生活の果てに妹パソンや子供の目の前で自ら命を絶ったプルドルの人生って一体何という思いはどうしても払拭できなかった所で次回に続く

閑話休題わが家は最寄りの映画館までのの運賃だけでも一体何回分になるんだょと思ってしまうようなローカル地域なので、せめて最新型の大画面ライフスタイル18 シリーズIII DVD ホームエンタテイメントシステムでも使って観てみたいなぁと心底思います

落ち延びて来たホゲを介抱しながら「敵の敵は味方・呉越同舟」とばかりに寄り添い、一蓮托生を申し出たキハの言葉「私達は所詮、天にとってはチュシンの王を照らし出す薪に過ぎなかった
よっぽどインパクトがあったんでしょうかユン・テヨンさんってばもっと知りたい!韓国TVドラマvol.27 (MOOK21)とかブロコリマガジン 17号のインタビュー記事の中でパクリ引用していました
キハに導かれてアブルランサに来た時のホゲの後ろ姿ですが、きちんと両足を揃えて居住まいを正していましたネ
何だか見た途端に「自分はもう、後戻りできない場所へ向かうだけ」という覚悟が無言のうちにひしひしと伝わって来たことが凄く記憶に焼きついている場面でした
以前本家ブログとリンクしている田宮二郎さんファンサイトの中で「白い巨塔(田宮さんバージョン)」の“財前が講義の実地研修に協力してくれた患者さんを見送る場面で、深々と丁寧なお辞儀をしていたのは田宮さんの地なのではないか”という話題が出ましたが、それと同様にあの後ろ姿はユン・テヨンさんご本人生来の様子が出ていたのでしょうか
または後ろ姿まで徹底した役作りの成果だったのか、私はとても気になりました

ヨン・ホゲ目線シフトを表明して視聴していらっしゃる方はなかなかいらっしゃらないようですが、もし視聴の方向性が近い方がいらしたらぜひ分析をお願い致したいところデス

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ

ご協力いただけると幸いです


TSUTAYA online 検索サービス
スポンサーサイト

関連タグ : ヒースクリフ, 王位継承, ペ・ヨンジュン, ユン・テヨン, アジアンスター, 先入観, 内部崩壊, 契丹部族, 面子面目, つかこうへい,

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nekogataningen1.blog114.fc2.com/tb.php/909-d4fe8e06
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック