太王四神記第21話「崩れゆく大軍」は、子を思うゆえの親の闇

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文字通り自らの命で血の代償を払おうと覚悟を決め、今後残されるクンネ城のスタッフ達が困らないように人知れず淡々と残務整理を進めるヨン・ガリョ叔父さん
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論に定義づけられている「公」という観点からすれば、わが子可愛さのエゴイズムに奔ったとの批判は否めないかもしれませんが、登場人物それぞれの血の繋がった親達がとしての情より「チュシン国再建」を最優先・1人の親としてはお世辞にも親らしい情愛を見せなかった中、唯一1人の夫であり父であるという視点からすれば、最も人間的に正直だった人物
実はこの人こそがチュシン国再建という大義名分に翻弄されるがままに、何もかも失った一番の犠牲者かもしれません


公式『太王四神記』で覚える韓国語

私が喉から手が出るほど出版・発売を待ち望んでいたドラマのシナリオブック、遂に実現しました
「求めよ、さらば開かれん=かなりの高確率で実現」の方程式に従うとからの完全独立インディペンデンスはもちろん、ノーカット吹き替え版の発売や“チャーミー1号&2号(管理人命名)JOFCの掛け持ち”も、そう遠くない未来に実現する可能性ですね

喪服に着替えてタムドクへの詫び状に「もっと早く償いをするべきでした天は陛下こそが王であると日増しに示し始めていますしかし、私はその現実を認めることはできません天が全てを定めていたとしたら、最初から人間が努力する必要はなかったはず神器を息子に渡しても無用の長物でしかないのはわかっていますが、自らの力を尽くして王になり自分達の王は人間の力で選べるようにしてみるよう伝えるつもりです私は、チュシンの王を自分の力で作りたかっただけだったのです」としたためると、城の奥に置いてあった神器をキハとサリャンに託し邸の霊室で1人を入れた杯をあおるヨン・ガリョ叔父さん

「人数は制限されたが、連れて行く人達のを誰にするかは指定していなかったはず」契丹部族長軍団との交渉に一騎当千の強者・チュムチを連れて行って力の差を見せつけたタムドクってば“一休とんち話”もびっくりな知恵の持ち主です
少女キハがアドバイスしていた「虎を捕まえるには、正面から力で向かって行くのではなく罠を仕掛ける」を実践していますね
契丹の部族長達から大虐殺の落とし前としてホゲの身柄引き渡しを迫られても、怖気づくどころか“高句麗の大将軍の扱いは王である私が決める他人に介入されるのは不愉快だ”と一蹴し、頑として首を縦に振らないどころか反抗的な様子が顕著なキドゥハリ部族長・トゥタイを控えていたチュムチの実力行使で恫喝するタムドク
最早現在のタムドクにとってのホゲの存在は、ライバルと言うより返還前の香港やEUと同じ“自由貿易連合基点のユートピア国家・高句麗”を建国するためのネゴシエーションの口実レベルにしか過ぎなくなっていることが如実に表れています

大長老の指示+サリャンのアドバイスに従ってホゲにハッパをかけに来たはずのキハと、幕僚達との間の不穏な空気が一触即発状態になっている最中“自分のためにわざわざ戦場を通ってまで、陣中見舞いに来てくれた”と、スキップでも踏み始めそうな気分チョアニダ~モード全開で迎えるホゲ…駄菓子菓子キハはタムドクにも気づかれない間にを妊娠
浮気な家族ガープの世界 (1983年)のように、タムドクが意識を失っていた間に自分1人の力で受胎行為をしていたのでしょうか
神器を見せて天の力を手に入れたという大義名分の元、出産間近のお腹を見せながらタムドクのを妊娠していることをカミングアウトすると「この子と3人で、人間の力でのチュシン国を作りましょう」って…イッスルスオプソョ
「私がどんな姿になっても想いは変わらないって言ってくれたじゃない」って…いくらなんでも同性ヨジャの立場から見ても、明らかに無茶苦茶な主張でごじゃいます「(お腹ののためなら)自力でチュシンのを作って、天に掲げても見せる」と決意したはずのキハの思惑は完全に裏目に
しかも、泣きっ面にハチとはこのような時を言うのでしょうお父さんのヨン・ガリョが、お母さん・ヨン夫人と同じ火天ファチョン会ので自ら命を絶ったと知らされます
高句麗王族に名を連ねる貴公子であり、文武両道の勇者でもあったプライドも良心もかなぐり捨て全身を返り血に染めてまでの純愛を捧げ通した(=韓国語では「心をする」と表現するらしい)はずのキハが火天ファチョン会のハニートラップで、自分の両親の死の片棒を担いでいた上ライバルのの父親になることを平然と提案するような女という残酷な真実に打ちのめされるホゲ元々小さい黒目が、完全に点になって凍りついていました
ホゲの心情ですが、キハのためだと思ってして来たことの数々を省みて「自分ってば、今まで一体何やってたんだろ」と膝の裏カックン状態で崩れ落ちそうな思いだったのではと思ってしまいますどこまでも限りなく~哀れな運命でごじゃいますな
最期の当てが外れた精神的ショックで、予定より早く陣痛が始まったキハを連れて出て行くように刀を突きつけられたサリャンの眼が「同性として、同じ女性に愛を捧げる者としてお気持ち理解できます」と言っていたような気がしたのは私だけでしょうかね

「私が王様や仲間に神器のことを隠していたせいで、兄のプルドルが死んで白虎の神器を奪われた」と、自分を責めるかのように夜を昼についで武器の手入れを続けるパソン
そばに寄り添って静かに見守り続けるタルビと、完全に関係性が逆転…というより、お互いそれぞれ本来の性格が表面化したというべきなのでしょうか


『太王四神記』21話パソンの涙

パソンを慰めた時のタムドクのセリフでのユジンさん(蛇足ながら説明しておきますが、チェ・ジウさん@冬ソナです韓タメ情報サイトを見ていると「ユジンさん」があまりにもしばしば登場することに、おやまぁと思います私の中ではずっとカン・ナレ@美日々でした
に語りかけていた「愛する人と、彼女によく似た子供達を助けられる暖かい手足になりたい」が微妙に入っていたような気がします
キム・ジョンハク監督、苦肉の策のソナチアン狙いですかっ

太王軍の作戦会議ではタルビから、ホゲ軍の食料補給が上手く行かず先細りになっていたことや兵士達の栄養状態がよくないので皮膚病が蔓延していたこと・一番の“キモ”として兵士達が壊れたに布を巻きつけていたという情報を入手
いつも自分のためじゃない理由で泣いているタルビ
ホゲ軍が決定的にダメージを受けることになるとわかっているはずの内部情報を提供した時の心境は、現代で言えば今更なのはわかっていても(ヨン・ホゲに)元の真っ当な人生に戻ってもらいたいと願う、お母さんかお姉さんのような心境だったはず…と私は思ってしまいます

実はごく普通目線の立場の人が、戦いの場ではここ一番の勝敗のを握っていたりします
つくづく歴史というのは名前も登場しない圧倒的多数の普通の人々が紡ぎ出しているのだと知らされるエピソードです
いくら全体の士気モチベーションが落ちているとは言っても5千4万では圧倒的に不利だし高句麗人同士の殺し合い=国力全体のは極力避けたいと考えたタムドクは、早速ホゲ軍内部崩壊作戦を画策
実行部隊・コムル村の修行者さん達はホゲ軍のすぐそばまで潜伏すると、太王軍に無条件投降さえすれば反乱軍としての罪は不問にするという内容のビラを凧を使ってバラ撒きます
イソップ物語の「北風と太陽」か、O・ヘンリーの「浮浪者ソウピー」のようです

この作戦の場面は、意外とツッコミ所

投降勧告ビラを撒くための凧ですが、デザインが派手過ぎ
しかもお天気のいい昼間ですし、ビラを撒く前に修行者さん達が見つかって一巻の終わりになる可能性も高かったはず
それだけ、ホゲ軍全体にやる気がなくなってしまっているということでしょうか
ビラを撒いても、肝心の兵士達が内容を読んで理解できたのか
ハングルが開発されるはるか以前の時代なのに、兵士達の識字率
(人口全体の中で、文字が読み書きできる人の割合・その社会の教育水準レベルを知る上で、最も重要なデータ)はどうなっているのか


とにかく作戦は的中たちまち功を奏して、大勢の兵士達が夜陰に紛れ太王軍への投降を決行し始めます
追撃する赤マント軍団員に捕まったり、斬り捨てられる脱走兵達を目の前で見ても何の反応も示さなかったスジニでしたが、騒ぎが収まるとそっと出て来て倒れている兵士を助け起こしますそんなスジニの様子を物陰から黙って見つめるチョロ

捕まって本陣に連行され、ホゲに「何故太王軍に投降しようとした理由を言え」と詰問されていた脱走兵の代表者ですが「病気のお母さんの元に返して下さい」は事情を知らなかったとはいえ、完全に地雷踏んじゃいましたね
「お前は答えを間違えた高句麗のお国のためとでも答えたなら助けてもやったが、戦場でが恋しくない者が他にいないとでも思っているのかぁー」闇の中にホゲの叫びが響き渡った次の瞬間、秒殺で一刀両断
他の兵士達も、イルスやチョク・ファンの手でドミノ倒し式に惨殺の修羅場に叩き込まれてしまいます
もし別の理由だったら、少なくとも処刑が翌朝に延びて夜のうちに逃げる位のチャンスも残されていたのでは
よりにもよって…いつの時代にも、最悪のドツボにハマっちゃうマジで間の悪い人っていますよね

「どげんと(どぎゃんと)せんといかん」宮崎県ご出身だという、ホゲの吹き替え担当咲野俊介くや・しゅんすけさんってば公式FC動画メニューにあった、爽やか好人物なユン・テヨンさんのパーソナリティを微塵も感じさせないほどマジで怖かったデスひぃ
咲野さん、さすがはブラッド・ピットの吹き替えも経験しているキャリアの持ち主です~GJいいおしごと

参考資料

咲野俊介さんプロフィール(出典:日本タレント名鑑)
「徹子の部屋」に高橋和也さんが出演した時に吹き替えの声優さんは骨格や顔が似ている人をキャスティングしているjことが多いと聞いて、パーソナリティで選んでいるという思い込みを打ち砕かれ衝撃に打ちのめされた私
最近は吹き替え版を観る時、高橋さんの言葉を思い出しながらふむ×2と納得したり頭の中がマークで一杯になったりしています
詳細:ユン・テヨン ジャパン オフィシャル ファンクラブ
ユン・テヨンさんの日本公式FCサイト
トップページのファッションショースライド画像部分と生声つき動画メニューの視聴はFC未入会者でも閲覧牧場ですヨン
動画メニューが自動再生システムなので、アクセス時のの音量にはご注意下さい


「自分は黒朱雀だから、育ててくれたコムル村のみんなや大好きなタムドクに悲しい思いをさせたり迷惑をかけたくない」と失踪したスジニに「自尊心ってモノはないの」とつれない態度を取られ続けながらも、ずっと寄り添い続けるチョロ
しかし、スジニは「何度も生まれ変わったらいつかは王様と結ばれるかもしれないけど、スジニっていう子は最初からいなかったと思って下さいって伝言して王様をすぐそばで守り続けて下さい」と寂しい微笑を浮かべて避けてしまいますチョロの想いも察してあげてYO-
そして、すぐ身近にいるナイト君の想いに気づけないのは朱雀姉妹が背負わされた業なのですかっ
負傷兵達の手当てを終えて立ち去ろうとした時、陣痛に苦しみながらサリャンに付き添われてやって来たキハと偶然居合わせたスジニはサリャンがいない隙をついて遺恨を晴らそうと刀を振り上げたはずなのに、血の絆に導かれたのか意識が混濁ながらも救いを求めて手を差し出したキハを励ますかのように手を握り締めます
キハが苦しんでいるすぐ外には、江戸むらさき軍団を従えた大長老が登場
サリャンに例の保管箱を見せて「が男の子だったら心臓を持って来い」と最後通牒ファイナル・ミッションを下します
キハの陣痛とシンクロニティするかのように、不整脈に苦しむタムドクは「私はホゲ軍に内部崩壊が発生する事を望んでいるのです」と苦衷を告白
想定外に早い、本格的な内部分裂発生に一刻も早く係わり合いを避けようとする様子を隠さないホゲ軍の将軍達
出て行こうとした将軍の1人を「私に背中を見せるな」悲鳴とも思える絶叫と共に、斬り捨ててしまうホゲ

サリャンってばノックもご挨拶もなしに団欒夕食中のに乱入するなりを抱っこしたお母さんをどこへ連れて行くつもり
まさかそのをキハがこれから産もうとしているの身代わりにしようとでも
いくら何でも、そんなことだけはやめてぇぇと絶叫しながら次回に続く

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